はじめまして。
ハナココブログをご覧いただき、ありがとうございます。
このブログでは、草月流師範の現役花屋がお花のお手入れ方法や花言葉、季節の行事とお花の関わりなどの豆知識、そして少しだけ茶道や着物などの日本の文化についても発信していきます。(私の趣味が沢山詰まっております!)
記念すべき最初の記事では、私がお花と出会ったきっかけや、このブログに込めた思いについてお話ししたいと思います。
お花との出会い
私がお花の世界に興味を持ったのは大学時代です。
専攻を決める書類を提出し忘れてしまい、担当教授が花に関わる分野に私を振り分けたのです。
私は、農業実習などを通じて生産現場で花に触れる機会を得たのです。
花は私たちの身近な存在で、綺麗なのが当たり前ですが、その背景には生産者の方々の努力や沢山の知識があります。
実習を通して花について学ぶうちに、「実習で得た知識を仕事に活かしたい」と考えるようになりました。
そこで始めたのが花屋でのアルバイトでした。
実際に働き始めると、お花の魅力は知識だけでは語れないことに気づきます。
プライベートで嫌なことがあった日でも、お店でお花に触れていると不思議と気持ちが落ち着くのです。
色や香り、美しさだけではない、お花が持つ不思議な力に私は少しずつ魅了されていきました。
それだけではありません。お客様との接客を通じて「ありがとう」と感謝の言葉をいただく機会も多く、お花を通じて人の気持ちに寄り添える仕事に大きなやりがいを感じています。
気が付けば花屋で働き始めて5年が経ちました。
花には、人の想いを届け、人と人をつなぐ力があります。そんな花業界が生み出す温かなつながりは、これから先もAIには代わることのできないものだと私は思っています。
華道との出会い
いつものように花屋でフラワーアレンジメントを制作していたある日、オーナーからこんな言葉をかけてもらいました。
「お花をたくさん使えば、もちろん豪華で華やかな作品は作れる。でも、お客様のご予算やご希望に合わせて、限られた花材でも豪華に、そして美しく見せる技術を身につけることが大切なんだよ。」
その言葉を聞いたとき、私は何か大切なことに気づけたような気がしました。
花をたくさん使うことが正解なのではなく、一輪一輪の魅力を引き出しながら表現することこそが技術なのだと感じたのです。
そしてもっとお花について学びたいという気持ちが強くなり、生け花にも興味を持つようになりました。
20歳の頃から草月流を学び始め、現在は師範資格を取得しています。
草月流の世界に触れて感じたのは、フラワーアレンジメントと生け花では美しさの捉え方が異なるということでした。
「西洋のフラワーアレンジメントは足し算の美学」
「日本の生け花は引き算の美学」
そう表現されることがありますが、その意味を理解するのにそれほど時間はかかりませんでした。
花を足して華やかさを表現するのではなく、あえて省き、余白を生かし、一本の線や空間に美しさを見出す。
その考え方に私は強く魅了されました。
今でも花を見ると、「この花をどう生けようか」「どんな花器と合わせようか」とつい考えてしまいます。
これは完全に職業病かもしれません。
ですが、その時間こそが私にとってとても楽しく、お花と向き合う大切な時間でもあります。
私の趣味の茶道と着物
最近は裏千家茶道を学び始め、着付けにも挑戦しています。(どちらも趣味ですが、新しいことに挑戦するのはすごく楽しいです!)
茶道を学ぶ中で、季節を大切にする日本文化の奥深さに触れる機会が増えました。
茶花や掛物、お菓子の意匠など、一つひとつに季節の意味が込められています。
また、着物も季節との結びつきがとても深く、お花との共通点を多く感じています。
まだまだ勉強中の身ではありますが、お花だけではなく、たまには、日本文化の魅力についても学びながら発信していきたいと思っています。
このブログで伝えたいこと
このブログでは今後、
・お花を長持ちさせるためのお手入れ方法
・季節の行事とお花の関わり
・花言葉や本数別の花言葉
・日々の暮らしにお花を取り入れる楽しみ方
・花屋の仕事の裏側や現場で感じること
・茶道や着物とお花の関係
などを中心に発信していく予定です。
お花が好きな方はもちろん、
「お花に興味はあるけれど何から始めたらいいかわからない」
という方にも楽しんでいただけるような内容を目指しています。
このブログが、皆さまの日常に少しでも彩りを添える場所になれば嬉しいです。
これからどうぞよろしくお願いいたします。
次回は『花屋が教える|切り花を長持ちさせる7つのコツ』をお届けします。
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